お中元は7月の初め位からお盆あたりにかけて、感謝の気持ちと健康を願う気持ちを込め、贈り物をする風習です。会社で日ごろからお世話になっている人や、目上の人に向けて贈るのが一般的です。もともとは中国から入ってきた習わしで、日本に伝わってくるときにお盆と重なって少しずつ内容が変化し、現在のような形に落ち着きました。一方お歳暮は、12月10日以降の年末で日ごろお世話になっている人に感謝を伝えるために贈り物をします。
お中元は半年間の感謝を表す一方で、お歳暮は1年の最後の挨拶という意味合いがあります。もともとお歳暮は年越しの御霊祭から生まれた風習で、お供物を分家に配ったり、本家に持ち寄ったりするうちに今のような形になりました。お中元もお歳暮も、贈らなければマナー違反になることはありません。経済的な問題なのでどちらか片方という形をとることもできますが、その時にはお歳暮が重視される習わしがあります。
しかし、どちらも感謝の気持ちを伝える行事としては大切な日なので、セットで考えるのが一般的です。時期も大きく異なっていて、お中元の時期は地域によって少し差があるものの、基本的には7月の頭から8月の中旬位までです。一方のお歳暮は、同じく地域によって時期に差はありますが、12月の10日から20日ごろに集中します。時期が違うと贈る品物も少し変わってきます。
どちらも贈るときには、お歳暮の方を少し高額な品物で送るのがマナーです。お中元のことならこちら